2012年6月20日水曜日

いよいよピットインしたGT!

なんとかエンジン&ミッションを降ろすことが出来たので、とりあえず赤Zを片付けることにした。
さて、いよいよモスグリーンのGTにとりかかる。
どういう手順でレストアを始めるか決める為に、まずはGTの状態をチェックする。

泥だらけだけれど、思っていたよりも程度は良さそう。


いよいよピットインしたGT。赤GSSに比べるとめっちゃ綺麗に見える!ほんとはボロだけど・・・


トランクルームには、なにやらパーツがいっぱい。お宝があったりして・・・


ウマに乗せてタイヤ外してボディチェック。


いきなりの錆び穴!なかなか手強そうな穴である。


反対側も、もちろん穴あき・・・


リアフェンダー内はサビの巣窟となっております。


テールランプのフレームもサビが・・・ ちゅうかこの年代って金属多すぎ。そこが味なんだけど・・・


ドラムはそれなり。中は開けてみないと解らない・・・((´д`)) ブルブル…


リアフェンダー下部は腐りきっている。こいつが一番手強そう・・・


2012年6月13日水曜日

まずは赤Zの解体から。

いよいよピット入りしたホンダZ360。

まずは赤のGSSを解体し、必要なパーツを外すことにした。

ほこりというか、土状態の積層物がハンパないっす。錆びも凄いし、フェンダー取れかけてるし。出来るなら触りたくない!


とりあえずエンブレムを外そう。大切なオリジナルだし。


ボンネットのHエンブレムも無事外せた。



たったこれだけの作業で全身サビとホコリにまみれてしまい、もうヤケクソ状態である。
ぐずぐずしていてもしょうがないので徹底的に解体することにした。


で、数時間後の赤Zがこれ。


エンジンも下ろすことにした。どろどろなので使えるかどうかも解らないーー。




つづく

2012年6月1日金曜日

Zがやって来た!の巻

かなり間が開いてしまったがホンダZのその後である。

写真とレポートを弟に送ったところ舞い上がってしまい、結果、他を圧倒する勢いでオークションに挑み、見事落札したのであった。(ぶっちゃけ、なんでみんなそんな値段入れるの!と驚くほどの競り合いだった。)

ということで、落札した以上はレストアをしなければならない。
一緒に熱くなっていたけど、ほんとに出来るのかなーと不安になったりして・・・
その前に引き取りに行かないといけないのである。
ボロ車が2台。自走不可。
どうしよー・・・

と悩んでいても仕方ないので、とりあえずトヨタレンタカーでローダーをレンタルした。
しかし、やはりZ2台積みは不可である。ちっこいくせに。
仕方ないので森本メカの知人に頼み、もう一台ローダーを手配した。
いきなりの贅沢である。

さて、赤Zは知人に頼むとして(パーツ取り用なので壊れて吹き飛んでもいいから)モスグリーンのGTは我々で引き取ることにした。


がらがらの高速をひた走る。ローダーだとめちゃめちゃ時間がかかった。

ローダーを運転するとご機嫌になる森本メカ。

こんなでっかい荷台にZ360を積む。なんて贅沢なんだ。スペース余りすぎ。

久々のご対面。

ローダーでかすぎ。Zちっこすぎ。

慎重に積み込みます。


慎重に慎重に!どこが外れてもおかしくないからね。

ちっこすぎやろー。無理矢理2台は乗らんかー。

スペース余りすぎー。

さあ、これからレストアの始まり始まりー。どうなっても知らんでー。

2012年2月15日水曜日

オークション物件を見に行ってきた。の続き

前回に引き続き、オークション出品物件下見のお話し。

写真を撮りながら、GTのあちこちを森本メカと確認していった。

程度は年式相応で、あちこちにサビが浮いていた。また酷いところは穴が開いてしまっている。
おきまりのリアフェンダー下部は特に酷かった。

室内はフロントのタイヤハウスとフロアの角がパックリ割れていて、地面がコンニチワ状態である。
運転席側はアルミの板をかぶせてガムテープでとめてあるだけ。雨の日は水漏れ必至だ。
助手席側のフロアはもっと酷い状態で、縦15センチ横5センチほどの穴が開いており、下からアルミの板を2枚リベットで止めてあった。隙間だらけで雨風がガンガンに入り込んでくる状態である。

夏は涼しくていいかもね、なんて言ってられない。このままでは踏み抜いてしまうのではないかと思ったくらいである。












しかし40年前のクルマだし、この程度であればレストア可能だと判断。

基本的なパーツは全て揃っているし、ホイルは純正に加えて同サイズのアルミも付いていた。GSSの分とそれぞれのスペアタイヤを合わせるとタイヤだけで14個である。他にグリルのスペアが乗っていたし、水中メガネと呼ばれるリアゲートもスペアがあるという。その他沢山のオマケが付いており、それだけでかなりお得な気分にさせられてしまった。ただし全部ボロだけど。マニアにはお宝に見えても、興味の無い人が見たら、ただのゴミである。ちなみに僕にはお宝に見えました。

あとパーツ取りのGSSもあるし、なんとかなるだろうということで下見を終えることにした。

コジマさんにお礼の言葉を伝え、落札の際にはまた来ますと挨拶し帰路についた。

帰りのクルマの中、森本メカと、もし落札したら!の話をした。こういう話をしているときが一番楽しいものである。

まずは赤いGSSをばらして必要なパーツを取るだけ取ってしまう。その後GTのエンジンを生き返らせて、ブレーキやって、クラッチやって、ミッションをGTにスワップして、板金して、塗装して、シート張り替えて、内装仕上げて、ゴム類交換して、あれやこれやと段取りを考えながら横浜へ向かった。

やっぱ塗装は最後かなぁなどと言いながら森本メカの方を見ると、珍しく真面目な顔で唸っていた。

どしたの?と聞くと、森本メカが一言。


ところで、僕ら2人で、どうやってあの2台を持って帰るんですか・・・


え・・・?


つづく。

オークション物件を見に行ってきた。

12月某日。
ますますZにのめり込んでいく弟からメールが届いた。
どうやらオークション出品者とやり取りしているらしい。
下見を希望という問いかけに対して、快くOK!という返事が届いたという。
それって誰が見に行くねん!と思ったけど、約束したのは僕だし仕方なく行くことにした。

一人で行くのはイヤなので、当然のごとく森本メカに白羽の矢が深ーく刺さったのであった。
Z買うつもりだから下見に付き合って、と連絡すると即了解!との返事。
これが森本メカのいいところだ。
彼がイヤというところをあまり見たことがない。
もう20年の付き合いで公私ともに良い付き合いをさせてもらっている。

そんな彼をレストア地獄にはめることになるとは、この時は想像もしていなかった・・・(ちょっとだけ想定してたけど・・・)

ということで、師走の休日におっさん二人して埼玉の某所までドライブすることになった。
どうせなら楽しんで行こうということになり、森本メカがBMWの7シリーズを出してくれることになった。
行き先をナビにセットし東名、環八、東北道のコースを確認。約2時間ほどのドライブだ。
まだ新しいBMWは超快適で、ドライブを楽しみつつ、あっという間に目的地の近くまで到着。
コンビニに駐車し、出品者に電話することにした。
弟からのメールを確認すると、出品車のハンドルネームはコジマヨシオと書いてある。
なんか聞いたことあるなぁと思いつつ電話してみるとすぐ近くだという。
電話で聞いた道順の通りに進むとちっこいクルマを発見。おー、これかぁと少し感動。

BMWから降りるとコジマさんが登場。思っていたよりも若い方だった。お互いに挨拶を済ますと、ご自由にご覧くださいということだったので遠慮無く拝見させていただくことに。
こういう時ほんとに便利だと思うのがスマートフォン。メール、LINE、フェイスブックを使って大阪の弟にZの写真と動画を送ることにした。
コジマさんに許可を頂いて撮影を開始した。

これがその時の写真である。

モスグリーンがGT
リアタイヤは外れているのではなく、アルミと純正があるので並べていただいたのである。けっしてハの字ではない。


赤い方がGSS


ここからGTのカット



ん?アクセルペダルの下の板はなんやろ・・・気になる・・・

おお!くさっとるなー。

こういうシールが残ってるのはいいねー。



ん?なんか改行おかしくない?時代を感じさせるねぇ。ほっこりしますわ。

リアシートは綺麗!


ライト点くかな。

ここからGSSのカット。もう、すんごいボロ。ホコリもハンパないっす。出来れば触りたくないー



落ちかけのバンパーがなんとなくカワイイ。




実は道中にLINEを使って弟とやり取りしていたのだけれど、既にテンション上がりまくりで、そこに現物の写真が届いたものだからコーフンも最高潮に達していたようだ。

その時の弟からのメッセージがこれ。

「うぉおおおおお!!!祭りじゃー!祭りじゃ-!!!」

どんだけテンションあがってんねん!!

つづく。